♦蟻道(ぎどう)とは
字のごとくアリの道のことを指しています。
シロアリは自然の光や風がとても苦手なため、
地中から地表へ出る時に、光や風を浴びないように
トンネルを作りながらその中を通って移動します。
また、乾燥もとても苦手です。
シロアリは水をため込む器官を持っていますので、
蟻道が乾かないように蟻道をその水分で湿らすことができます。

♦もし蟻道を見つけたら
思わず壊してしまいたくなる気持ちは分かりますが、
絶対に壊さないでください。
もしもご自身で蟻道を壊したり、なくしたりしてしまうと、
業者がシロアリの生息や被害範囲を判断できなくなってしまい、
駆除・予防をするときに完全駆除が厳しくなってしまう恐れがあります。
また、蟻道を壊したからといってシロアリの活動は止められません。
なので、どうしても蟻道の中をチェックしたいというときは
壊す部分は一部分だけにして下さい⚠

シロアリは普段どこにいるの?
シロアリは私たちが暮らす住宅の下、土の中で暮らしています。
先述でも述べた通りシロアリは光や風、
乾燥が苦手なので暗く湿った土の中を移動します。
そしてエサとなる「死んだ樹木」を探し求め動き回っているのです。

死んだ樹木?
年をとった樹木は、自然に地面に倒れその後、土壌、雨風、気温、微生物などの働きによって分解し始めます。
そうして最終的には土にかえり、その後また新しい木の生命が着床・発芽・成長していきます。
そこでシロアリの話に戻しますと、
シロアリは、光の当たらない地中を動きまわりエサ(死んだ樹木)を探します。
運良くエサを探し当てたシロアリは、それを食し分解をして土に還します。
樹木の成分である「セルロース」などをエサとし分解できる昆虫はほとんどいません。
役目を終えた有機物(死んだ樹木)を分解するシロアリは
地球全体で見てもとても重要な生き物なのです。

建物に侵入すると害虫。自然界では益虫。
シロアリは目が見えない生き物です。
ただただエサを求めて突き進み、エサを見つけたら食べまくります。
たまたま見つけたエサが私たちの住む住宅の柱だったり、畳だったり(畳も食べれます)しているだけなので、
シロアリは私たちにわざと迷惑をかけようとして食べているのではありません。
目が見えたとしても木の種別など出来ませんし、予防されていない木だったら住宅の木もガンガン食べます。

シロアリは、地球上でとても大切な役割を果たしている生き物だということを
私たち人間が認知している人はほとんどいないのではないでしょうか。
普段シロアリは、大切な役割を果たしながら生活をしているのに、
私たちのくらしの中に入ってきてしまうと害虫になるのはとても皮肉な話です。

だから私たちは家のシロアリ予防が大切なのです。
予め家に入らないよう人間が予防をしておけば害虫としてのシロアリの姿を見ることはありません。
大事な家も何十年も守れます。




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